胸郭出口症候群
- うでを動かすと痺れる
- なで肩で手足が冷える
- 肩こりがひどくなると手足が痺れることがある
- つり革や上にあるものを取ろうとした時に手が痺れる
胸郭出口症候群は、放っておくとこりやだるさだけでなく、我慢できないような痛みやしびれが起こることもある怖い症状です。
そうなる前に、一人で悩まずお気軽に当院にご相談ください。
胸郭出口症候群の症状
症状には上肢の痛みや痺れがあり特につり革につかまる時や物干し竿にように腕を挙げる動作の時に特に症状が強くなります。他にも握力の低下や手指の運動障害、血行不良による冷感肩の重だるさなどがあり肩こりを感じて通院したことをきっかけに、胸郭出口症候群が見つかる人もいます。症状が長く続き悪化していくと、自律神経系にも影響を与えるために頭痛や吐き気などの症状を訴える人もいます。腕を上げたり肩を上げたりした際に、腕のしびれや脱力感を感じる場合でも胸郭出口症候群の可能性があります。
胸郭出口症候群の原因と対策
まず胸郭出口症候群とは、首から出て腕にかけて走行している神経の束、腕神経叢が圧迫されることによって起こる症状のことです。
胸郭出口症候群には3つの種類があります。
①斜角筋症候群
首周りの筋肉前斜角筋と中斜角筋の間を通る腕神経叢(わんしんけいそう)や鎖骨下動脈が圧迫されて頚肩腕痛や痺れを出すものを斜角筋症候群と呼びます。30歳代の女性で腕を使う職業の方に多いようです。
②過外転症候群
小胸筋症候群とも言い大胸筋の深層にある小胸筋が硬結してしまうことによって、腕神経や脇へと続く静脈、動脈を圧迫してしまい、肩から腕にかけて神経症状な出てしまうことが主な原因です。病名には過外転とありますが、肩甲骨の外転運動のことをさしており、肩甲骨を酷使することでこの症状が出る可能性が高まります。運動をほとんどしない人、あるいは筋肉がつきすぎている人、長時間同一姿勢のことが多い人などに多いで
③肋鎖症候群
肋骨と鎖骨の間の肋鎖間隙という通り道が狭くなることで痛みやしびれなどの症状が出現するものです。
この肋鎖症候群は通常は骨のない肋骨と鎖骨の間に頸肋という骨ができることが原因である場合が多いです。
また、日常的になで肩になっている場合鎖骨が下がって肋骨との間が狭まり、肋鎖症候群を引き起こす原因となります。
日常生活で出来る痺れへの対策
なで肩による胸郭出口症候群を改善するには、姿勢の注意や体操療法のほかに日ごろから体に負担をかけない工夫が大切です。
まず、適度な休息や十分な睡眠をとって、なるべく疲労をためないようにしましょう。たとえば、仕事中などに肩こりや腕のだるさを感じたら、休憩をとるようにします。特に、手や腕のしびれが出ている場合は、無理をしてはいけません。入浴時に体を温めれば、血行が促進することで筋肉の疲労回復や、血管の圧迫による血流低下を改善できます。
重い荷物は、腕が引っ張られて症状を悪化させるので、できるだけ手で持たないようにします。キャリーバッグを使ったり、左右の手で交互に持ったりするなど、肩に負担をかけない工夫をするようにしてください。
ベスト整骨院で行う胸郭出口症候群に対する治療法
当院の治療法としてはその場の痛みやしびれを取るだけでなく、症状の再発を根本的に防ぐことに力を入れています。
胸郭出口症候群の悩みを持つ方は、比較的改善に時間がかかるケースが多いです。
それは原因が多岐にわたり、一人ひとり違う経緯から発症する病気であることが一つの要因です。
このため、当院ではまず全身を丁寧に診察して原因を明らかにし、患者様それぞれに最適な根本からの治療を行って、再発予防することを大切にしています。