よもやま話 その5
2026年03月6日
アバッキオ:「・・ああ、そんなところで何してんだい?おまわりさん」
ー食事中すまないね・・。今、調査中でね・・。指紋を探している。昨夜、向かい側の歩道で強盗があってね。被害者はビンで殴られたんだ。割れて飛び散ってね。でも歩道には破片が全部揃ってない。特にこう、握る部分がね。犯人がここに何か捨てたって言うんで、このビン捨て場にあると思ってね。指紋が取れるはずなんだよ・・。その部分を探しているんだ。ー
アバッキオ:「・・・そんな中から探す気かい?」
ー仕事だから、な・・・ー
アバッキオ:「・・・あぁ、その、なんだ・・・」
ーなにか?ー
アバッキオ:「(ビン捨て場のガラスくずを眺めながら)いや・・・その、参考までに聞きたいんだが、ちょっとした個人的な好奇心なんだが、もし見つからなかったらどうするんだい?指紋なんてとれないかも・・・いや、それよりも見つけたとして、犯人がずる賢い弁護士とかつけて無罪になったとしたら、あんたはどう思って・・・そんな苦労をしょいこんでいるんだ?」
ー・・・そうだな、私は『結果』だけを求めてはいない。『結果』だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ・・・。近道した時、真実を見失うかもしれない。やる気も次第に失せていく。大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう?真実へ向かっているわけだからな・・・。違うかい?ー
ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風 第38話『今にも落ちてきそうな空の下で』より、ジョジョという作品の魅力を体現したと言っても過言ではない名シーンの一部を抜粋させて頂きました。
そもそもこのアバッキオというキャラクターはマフィア組織のメンバーなのですが、元々は正義感溢れた警察官だったという背景があります。しかし警察官だった彼の目を盗んで悪事を働く大衆や自分が命がけで捕まえた悪人であったとしても社会は大金を積めば保釈してしまうなどといった社会の矛盾に気づき、自分もまた悪人から賄賂をもらい悪事を見逃す存在になっていきます。
とある晩、強盗が入ったと通報を受けて同僚の警官と一緒に捜査へ向かうと、そこでアバッキオが賄賂を受け取った悪人が強盗をおこなっているところに遭遇します。逮捕をしようとするアバッキオに対して「俺を逮捕すればおまえが俺から賄賂を受け取っていたことを世の中にバラすぞ」と脅されて動揺する隙をついて強盗は銃を発砲。一緒に来ていた同僚の警官はアバッキオを庇うように銃弾に撃たれて命を落としてしまいます。この事件をきっかけにアバッキオは汚職警官として罰を受けるだけでなく、自分のせいで同僚の警官を死なせてしまうという一生外すことの出来ない罪の十字架を背負うこととなりこの事件をきっかけにギャングの道へ進むことになるのです。
その後アバッキオは仲間たちと出会い、最終的に自分の所属していた組織を裏切ったブチャラティと共に敵であるボスの正体を暴くためにボスの故郷の島で自分のスタンドであるムーディー・ブルースの能力でボスの過去の姿を再現しようとして、あと残り少しというところで後ろから敵に攻撃されて致命傷を負ってしまうアバッキオが映し出されたところで前の話が終わります。
「さぁ、ボスの正体はどんなやつなんだ!」「アバッキオは無事なのか?」と興味津々にジャンプ最新巻のページを捲った読者の眼の前にはアバッキオが閑静な街の道端で食事をしているというシーンから始まり「えっ?なにこれ?」という状態の読者を置いてけぼりにするような形でアバッキオは冒頭の会話を近くにいた警察官と行います。
アバッキオ:「うらやましいな・・・。以前オレは・・・警官になりたいと思っていた・・・。子供の頃から・・・ずっと立派な警官に・・・なりたかったんだ・・・。かつてあんたのような『意志』を抱いていた事もあった・・・でもだめにしちまった・・・。オレって人間はな・・・くだらない男さ、何だって途中で終わっちまう。いつだって途中でだめになっちまう・・・」
ーそんなことはないよ・・・アバッキオー
アバッキオ:「え?・・・」
ーお前は立派にやってるじゃあないか・・・『意志』は同じだ・・・。お前が警官になったばかりの時抱いていたその『意志』は・・・今・・・お前のその心の中に再び戻っているのだよ・・・アバッキオ。ー
アバッキオ:「なんでオレの名を・・・知っているんだ?・・・そういや・・・あんた・・・前にどこかで会った事が・・・ある」
ーどこに行くんだ、アバッキオ?ー
アバッキオ:「あのバスに乗るんだ・・・思い出してきた・・・そうだ!!もう行かなくては・・・オレは仲間の所に戻らなくては・・・!!」
ー忘れたのかアバッキオ!?お前はあれに乗ってここに来たのだ。ここは終点なんだ・・・もう戻る事はできないー
アバッキオ:「あ・・・あんたは・・・!!そうだ!!あんたはッ! 」
「あんたはオレがワイロを受け取ったせいで撃たれて殉職した・・・・・・!!」
ーアバッキオ・・・。お前は立派にやったのだよ・・・そう・・・わたしが誇りに思うくらい立派にね・・・ー
このやり取りのあと場面は変わり現実世界のアバッキオの死体を見下ろすジョルノたちへと移っていきます。無駄死にかと思われたもののムーディー・ブルースの能力でボスの正体(素顔)が復元されており、それを残された仲間たちに託すことが出来ていたというわけです。
アバッキオはあの世で再開した同僚の警官が自分のことを恨んでいないばかりか、アバッキオが『真実に向かおうとする意思』に基づいて行動をしていたことに対して誇りにさえ思っているという彼の言葉を聞いて重い罪の十字架から解放され天へと昇っていきます。
ーアバッキオ。おまえはりっぱにやったのだ。
そしておまえの『真実に向かおうとする意思』は後の者たちが感じとってくれているさ。
大切なのは・・・そこなんだからな・・・ー
ネタバラシになってしまいますが、度々出てきた組織のボス(敵キャラ)はディアブロという名前で彼のスタンドであるキング・クリムゾンの能力は『時間を消し飛ばして結果のみをこの世界に残す』という能力です。この能力は言い換えると『真実を否定することで絶頂(最強)であり続ける』能力とも言えます。
そのため『結果のみを追いかけるボス』を『真実へ向かおうとする意思』を持った主人公たちが倒すという構図は先ほど出てきたアバッキオの同僚警官が話をしていたセリフがアバッキオが行った行動を通してストーリー全体にも浸透していると言えるのではないでしょうか。
ジョジョ=とっつきにくい、クセが過ごそうなどという理由で読んでいない方が多いと思いますが実にもったいない!
もし読まれていない方や少しでも興味が湧いた方がいらっしゃれば是非一度読んでみてください。
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